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INTERVIEW.4

新規技術開発

NEW TECHNOLOGY DEVELOMENT

SHIMIZU KAORI

清水 香里2019年入社

出身校/名古屋工業大学 生命応用化学専攻
所属部署/新規技術開発

出身校/名古屋工業大学 生命応用化学専攻
所属部署/新規技術開発

  • 学生時代に専攻していたことを教えてください。

    有機化学を専攻するなかで、有機金属の反応から特定の骨格を作成する方法の研究を行っていました。有機合成によって新たな分子が出来上がると、いままでなかった性能がそこに顕れることがあり、そうした体験が私を「材料」の世界へと導いてくれたように思えます。あと、目的物質の合成は試行錯誤の連続で、コツコツと結果を積み上げていかなければならないのですが、そんなところも自分に合っているような気がしました。

    当社に入社を決めた理由を教えてください。

    就活では「材料」を扱っている会社をまず志望しました。素材メーカーもチェックしたのですが、製品としてのものづくりに携わりたいと考えていたので、原料から成形、焼成、加工まで一貫した工程を有する当社に興味を持ちました。入社を決めたのは、インターンシップに参加したときに先輩社員の方々や上司にあたる方々の雰囲気がとてもよかったのと、会社の規模感がちょうどいい(全体を把握しながら仕事に打ち込める)と感じたのが大きな理由でした。

    現在の仕事内容を教えてください。

    現在は、社内のある工程に対する新規技術の開発(新規材料による高機能化の検討等)に携わっています。おおむね1、2年後に実装されるものが多く、私はその設計から試作、テスト、考察を経ての設計改良や条件変更等まで一連の流れをみています。入社前の予感どおり、現地現場での開発はものづくりをしている実感があっていいですね。

  • 入社前と入社後で印象が変わったことはありますか?

    自分自身に対しての印象の変化がありました。
    入社後はまず一定の内容の業務から始めてだんだん経験を積んでいくんだろうなと考えていたのですが、思っていたよりも自由度の高い仕事から始まったので少し驚きました。自分でやりたいこと、やるべきことを決め、周囲の意見を取り入れながら自力で進めていくことになるので、早い段階から自分の考えを反映させた仕事ができるようになったと感じています。

    いま特に感じているやりがいは?

    新規技術開発では、いままで実績のない新規材料を取り扱うことになるので、ある程度のリスクは想定したうえで開発に着手するのですが、それでも想定外の事態が頻繁に起こります。このとき、状況に対応しながら、打開策を立て、目的の製品を完成させることができると大きなやりがいを感じます。

仕事で思い出に残っていること

初めてひとつの開発テーマをすべて自分でコントロールして完結させたのは入社3年目のことでした。このときは、社内の研究で基本的なコンセプトは固まっていたものの、はたして技術開発でその有用性(うまく製造できるかどうか)を実証できるかという状況で、しかも内容はそれまで私がやってきたこととはまったく異なる領域のものでした。イチから勉強を重ねる一方で社内外から知見を集め、周囲の協力を得ながら約半年後にようやく試作を完成させることができました。私にとって一大転機になったとても印象深い仕事です。

NTKセラテックだから立てる
フロンティアがある

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