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INTERVIEW.1

技術開発職

TECHNOLOGY DEVELOMENT

ITO TATSUYA

伊藤 達哉2021年入社

出身校/山形大学大学院 理工学研究科 理学専攻
所属部署/第1技術開発部 機能製品開発課

出身校/山形大学大学院 理工学研究科 理学専攻
所属部署/第1技術開発部 機能製品開発課

  • 学生時代に専攻していたことを教えてください。

    理工学研究科で無機材料化学を専攻し、導体・半導体を扱う研究室に所属していました。分野選択のそもそもの動機は「材料」で、ずっと好きだった化学をより身近な接点や視点で究めて、いつか社会に役立てられたらなと考えてました。そしていろいろなことを学んでいるうちに半導体に興味を持つようになりました。研究テーマは低温導電性膜に向けた金属ナノ粒子インクの作製で、単に材料としてだけでなくデバイスとしての半導体の可能性やおもしろさを通して「未来」に触れたことが、将来を考えるうえでの軸になっていきました。

    当社に入社を決めた理由を教えてください。

    なにもかもが情報化によってどんどん便利になっていくその潮流の、なるべく上流で半導体に携わりたいと思いました。半導体製造装置メーカーも考えたのですが、どちらかというと組み立てに関するテーマがメインの世界だったので、どうせなら好きな化学と材料で頑張りたいと考え、付加価値の高い製品を材料開発から一貫製造している当社に入社を決めました。

    現在の仕事内容を教えてください。

    2年目の現在は、5年後、10年後を見据えた新規技術の開発と、既存製品の課題の解決に取り組んでいます。入社後はまず3カ月間のローテーション研修で全工程を経験し、配属後に評価装置の使い方や測定方法をOJTで学びました。習得したことからどんどん実務も任されたので、はじめは少し驚きましたが、先輩たちのフォローのおかげで不安を感じたことはありませんでした。現在は先輩が担当する業務をアシストするかたちで、できることを徐々に増やしているところです。

  • 入社前と入社後で印象が変わったことはありますか?

    入社前はひとつのテーマや特定のお客様の製品に掛りきりで取り組む自分をイメージしていたのですが、実際には複数のテーマや製品を同時に手掛けるので、思っていたよりマルチタスクな職場でした。あと、入社前から雰囲気のいい会社だなと思っていましたが、それだけでなくオンオフの切り替えがはっきりしていてとても働きやすい職場だと感じました。先輩たちもプライベートな自分の時間を大事にするよういつも言ってくれます。

    いま特に感じているやりがいは?

    新規技術の開発で新たな知見を発見したときや、困難な課題を自分なりの創意工夫で解決できたときに大きな手応えとやりがいを感じます。どうにもならない問題と直面したときには、ヒントになりそうな文献を調べてみたり、そこから仮説を立ててみたりと、いろいろな可能性を自分なりに探るのですが、ブレークスルーにつながる発想が浮かぶのは必ずしも仕事中とは限らないので、自分の時間を大事にしなさいという先輩たちの言葉には、そういう経験上のアドバイスもきっと含まれていたんだなと思います。

仕事で思い出に残っていること

新たな評価技術の手法を確立し、有効性が認められたことがありました。ある製品の抵抗値が工程間で変わってしまうという問題があり、組織観察法に対して自分なりにアプローチしてみたところ、不具合の原因となっている問題が明らかになりました。仕事を任せてもらえたからこその成功体験として強く思い出に残っていますね。

新たなモノづくりで
限界を超える

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